2020年、1発めのG1戦。
GPへの切符をかけた、一走入魂のレースが幕を開ける。
豊橋競輪場を舞台に「第35回・G1全日本選抜競輪」の最終日(2/11)がはじまります!
3日目に注目を集めたS級準決勝3本は、人気選手が順当に勝ち上がりましたね。
勝負所で力を発揮できるからこその、トップレーサーなのでしょう。
1本めの準決勝10Rは、青板から出入り激しいなか、中団を確保した清水-村上が2コーナーからバックにかけてタテ攻撃をカマシ…。
あっという間に前団を豪快に飲み込むと、清水が白星、村上が3着でライン入着を果たしました。
2着はレース巧者の山田が、目標を失いつつもド級スピードで巻き返し、素晴らしい末脚を披露。
つづく11Rは、宮本-松浦-井上が3車ラインを活かして先制。
単騎カマシの松井を松浦が鮮やかにさばきつつ、番手まくりから1着に。
2着は松井から切り替えた和田が、井上の内をさばいて松浦をマークしてゲット。
チャンピオンユニフォームの佐藤は、コースをこじ開けて、見事な追い込みから3着入り。
最後の12Rは、8番手から岩本-郡司がタテへ仕掛け、まくりに動いた平原へ郡司が切り替えると…。
勢いそのままにG前で平原を交わした郡司が、連日のデキの良さを象徴する勝利を上げました。
平原は2着、3着は好機に抜けた三谷が最後の決勝切符を手にしました。
まぐれや偶然ではなく、実力で決勝をもぎ取ったメンバーによる競走は、バンクになにを描くのか。
今年1年を占う大一番「第35回・G1全日本選抜競輪」。
バンクの特徴を意識しつつ、最終日を予想していきます!
豊橋競輪場「第35回・G1全日本選抜競輪」
最終日(2/11)の注目レースと買い目
10Rの予想印! ■豊橋競輪 2/11(火)15:15~
KEIRIN BANKの予想ライン構成
3車ラインで優位にレースを運べる、⑤原田が中心か。
各地で白星を量産していますし、好機にまくりのスパートで、別線を飲み込むでしょう。
番手⑦小倉選手は復帰戦ですが、⑤原田選手との連係相性は◎
ピッタリくっついて、G前での差し逆転込みが、本線と見ました。
別線では気配の良い④新山選手を警戒したいところ。
連日動きが良いですし、強烈なカマシでシリーズ3勝目を上げてもおかしくありません。
番手⑨佐々木選手は追従がやっとの印象ですが…。
離されなければ、連圏内は確実でしょう。
⑤原田選手のラインと④新山選手の一発を押さえて、S級特秀10Rを狙います!
KEIRIN BANKが狙う買い目はコレ!
【10R】3連単27点勝負
1着457
2着1457
3着12457
11Rの予想印! ■豊橋競輪 2/11(火)15:50~
KEIRIN BANKの予想ライン構成
積極的な起動型が揃っているなか…。
主導権を握るのは、⑨小松崎選手でしょう。
前々から仕掛け、ラインの厚さを生かしたレースを目指すはず。
番手③守澤選手は勢いにのって、別線のまくりに合わせて駆け、3番手④和田選手もつづくと見ました。
ただ復活を目論む①浅井選手のまくりや、仕事をこなしている⑦吉田選手のタテ攻撃は上です。
加えて⑦吉田選手を目標にできる⑤諸橋選手にとっては、好機に抜け出し決め脚を発揮するのみといったところ。
いくら層の厚い⑨小松崎選手のラインといえども、前団を維持するのは難しそうですね。
ここは①浅井選手・③守澤選手・⑤諸橋選手の三つ巴と見て、S級特秀11Rを狙います!
KEIRIN BANKが狙う買い目はコレ!
【11R】3連単36点勝負
1着135
2着1357
3着135789
12Rの予想印! ■豊橋競輪 2/11(火)16:30~
KEIRIN BANKの予想ライン構成
決勝戦の主役は、輪界を席巻する中国のゴールデンコンビ。
③松浦選手と⑨清水選手に、死角はないといっても過言ではありません。
スタールビー賞と同様に、③松浦選手が先行を決意していますね。
おそらく、不本意な結果に終わった2日目の挽回であり、競輪祭を届けた⑨清水選手への報いでもあるでしょう。
番手⑨清水選手は、必ず踏み込みレースをつくる③松浦選手の背を見つつ、まくりで悲願の初タイトルへ。
コマ切れラインならば尚の事、2人の連係が花咲くと見ました。
気になるのはデキが良い⑦郡司選手と番手④和田選手。
とくに⑦郡司選手はすこぶる怪脚で、連日好位をとっていますし、逆転はあり。
また⑤平原選手を目標にする①佐藤選手や、⑧三谷選手と②村上選手も、確定板はありますが…
ここは①佐藤選手の末脚が、届くかどうかと判断。
中国ゴールデンコンビを軸に、S級決勝12Rを狙います!
KEIRIN BANKが狙う買い目はコレ!
【12R】3連単27点勝負
1着379
2着3479
3着13479
豊橋競輪場「第35回・G1全日本選抜競輪」の最終日がスタート!
実力横一線で波乱気配も
2020年のG1開幕戦になる今大会。
GPへの切符がかかっているとあって、一走入魂の激しいレースが繰り広げられるでしょう。
シリーズの中心を担うのは、佐藤慎太郎選手、平原康多選手、郡司浩平選手、村上博幸選手、松浦悠士選手、清水裕友選手、中川誠一郎選手ら、7人のSS戦士。
驚くべきはそのうち、中川誠一郎選手を除く6人のSS戦士が、決勝に乗ることでしょう。
ラインはコマ切れ、単騎であってもチャンスあり。
ラインの総合力か、それとも調子か、あるいは展開か、なにが結果を左右するのか。
超絶人気を集めていても、流れ次第で逆転はあるのが競輪。
勢力図に注意しながら、レースの流れを読み解きましょう!